6-50.昭和16年12月・学徒出陣・繰上げ卒業2   ・ (昭和17年へ)


同じく繰り上げ卒業時の写真ですが、こちらは銅像の前での写真で、東京外国語学校にゆかりのある方の銅像のようです。
東京外国語学校は、現在毎日新聞本社がある一ツ橋一丁目に仮校舎が建っており、昭和16年当時は竹平町という名称でした。
この場所に伯父は昭和13年から昭和16年12月まで通っていました。
江戸時代は御春屋(おつきや)という、幕府のお米を精米したり、餅をついたりる場所があり、明治時代には文部省庁舎があったところです。


こちらの写真には三角屋根の建物が見えます。
これは【6-42.昭和16年・一ツ橋 2】にも写る如水会館のようですし、手前には堀らしきものも見えます。

とすると、堀は日本橋川で、撮影は一ツ橋から日本橋寄りから撮影したようです。
現在はこの真上には首都高速道路が架けられていますので、こうした風景は望めません。


そしてこちらは【6-41.昭和16年・一ツ橋】にも写る一ツ橋です。
橋の向こうには屋根が見えますが、当時の東京外国語学校の仮校舎のようです。
写っているのは同級生の陳さんで、後に台湾銀行に勤めた方です。

伯父はこの後一旦横浜正金銀行に勤めることになる一方、徴兵検査を受け翌昭和17年2月には軍隊に入隊することになります。


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