昭和からの贈りもの 第2章 大正時代

 2-10.大正6年・結納   ・ 


結納/大正6年

祖父母は大正6年に結婚し、上野桜木に居を構えましたが、その際の結納の目録が出てきました。

元々伯父の母が保管していたものと思いますが、その後も伯父は昔の結納の様子が判る珍しいものと思って、そのまま処分をせずに保管していたそうです。

比較的大きい厚手の和紙に、印刷をしたとも見えるような、綺麗な墨文字で書かれていますが、今も昔もこうした事は引き継がれているようですね。

平井唯八は伯父の父で、荒瀬喜四郎はお嫁さんのお父さん事、伯父の祖父にあたります。

日付は大正6年2月28日となっていますが、祖母の誕生日は2月29日でしたので、誕生日の前日、年をひとつ重ねる前に結納をしたのでしょうか?

また前頁の茶道具や珊瑚店の領収書も、この結婚の準備品だったのでしょうか?


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