6-28.昭和15年・皇紀2600年 ← ・ → |
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学生服に学帽を被り、直ぐに大学時代の写真と判ったものの、後ろの幕はなんなのか?と当初は何時で何処で撮った写真かは不明でした。 が、他の写真の中で同じ模様の幕が写る建物の写真を見つけ、拡大したらその中に二千六百年と読める文字が見えました。 二千六百年とは皇紀2600年の事で、幕があると言うことは式典? と思い調べたところ、昭和15年11月に皇紀2600年記念式典が行われた事がわかりました。 また、他の本や資料の中に《昭和15年11月10日 宮城で盛大な式典が行われた》という記載があり、その式典が行われた建物が、写真に写っているものと同じ建物のようでした。
上の写真もこの時の宮城の記念式典会場を前から見た様子ですが、確かに屋根の形や幕の模様が同じです。 こういう事から、伯父が通っていた大学から近い宮城こと皇居で行われた式典に、旧友と一緒に言った時に撮った写真である事が判りました。 |
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とすると、式典会場の裏手から撮ったようです。 裏手には人が全く見えませんが、どうやって裏手に入ったのかも不思議ですが、伯父はこうした目線の違う写真をよく撮っていましたし、よく残してくれたものです。 |
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