5-51.昭和12年頃・きのこ栽培 ← ・ → |
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昭和12年頃の写真の中に、ちょっと変わった写真があったので、伯父に聞きましたら、 「あ〜これはキノコだ!むか〜し家で栽培した事があったな〜 結構栽培していた記憶があるけど、面白かったよ・・・」 との事でしたが、皿の上の菌床らしきものから、キノコが生えているのが見えます。 実は我が家でもシイタケの栽培をしたことがあって、その時は「家で採りたてのシイタケが食べれるとは凄い!」と思い、こうした事は最近になって出来るようになったと思っていたのですが、伯父の写真を見て驚きました。 何と70年以上も前には、一般家庭でキノコの栽培が出来ていたと言う事です。 調べてみましたら、キノコの栽培は明治大正時代には、原木栽培が行われていたようです。 が、あくまでも業者がシイタケの原木を使って手作業での栽培だったようです。 これが昭和10年頃になって、キノコの菌の研究とともに、培養菌の配布がなされ、手軽に栽培できるきっかけになったとの記録があります。 とは言っても、一般的に家庭で栽培はされてはいなかったようで、あくまでも伯父宅で興味を持って何処かから手にいてれ栽培をしていたようです。 それにしても、古い写真には、かなりのキノコが写っていますし、下の段に見えるのもキノコでは・・・ まるで商売用のきのこ栽培にも見えます。 キノコと言えば、秋の味覚の代表です。 が伯父の家では秋でもないのにキノコを栽培してご近所やお仕事関係の方々に、「珍しいものがある・・・」と言って配っていたのでしょう。 そして下が現在の家庭用のシイタケ栽培です。 小さな芽のようなシイタケが出ると次第に大きくなって行き、次から次へと出てくるもので、栽培方法によっては長く収穫できます。
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昭和の出来事(昭和9年・昭和10年・昭和11年・昭和12年) |