4-41.昭和8年・トンボ釣り ← ・ → |
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千枚を軽く超える写真の中には、屋根を撮ったものが結構多く、中には屋根の上での写真も何枚かありました。 これらの写真も、上野桜木界隈にある伯父の家の近所の屋根のようですが、屋根の上もまたりっぱな遊び場だったようです。 女の子にとっては、屋根で遊ぶということは考えられませんが、当時の男の子にとっては当たり前の遊びだったようで、暇さえあれば高いところに登っていたそうです。 そういえば、近くの【常名院】ではお地蔵さんに登ったりその塀にも登っていたそうですし、大木にもよじ登っていたようです。 上の写真では、屋根で竿を持っているようですが、屋根の上で釣りでもないし、何かの練習かしら?とも思って伯父に聞きましたら、 「あ〜これはトンボ釣りだよ!近所の駄菓子屋でトリモチを買ってきて、竿の先につけて、停まったトンボを捕まえるって奴で、結構流行っていたからなぁ・・・」 との事でしたが、釣りとは川や海と思っていましたが、屋根で釣りとは驚きです。 またこういった【トンボ釣り】がある事も知りませんでした。 捕まったトンボにとっては災難だったと思いますが、子供たちには人気の遊びだったようです。 だからこそ駄菓子やでもトンボ釣り用の竿やトリモチなども売っていたのでしょうね。 下の写真も屋根の上で寛ぐ?様子と、日の丸が掲揚されている写真ですが、やはり男の子にとっては、屋根は興味が深く大好きな遊び場なのでしょうか?
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