2.昭和初期の道具・お弁当箱 ← |
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これは、伯父の家で古くから使っていたという、三段重ねのお弁当箱です。 漆塗りの小さな箱で、右の写真のように小さいものから順に大きな箱にすっぽりと収まり、収納という点も考えられた、とても機能的なお弁当箱です。 ロシアのマトリョーシカ人形のお弁当箱バージョンでも言えるかもしれません。 伯父や私の父(五男)達も昔使っていたそうですが、そうすると80年は経過している事になります。 「確か祖父も使っていたような気もするな〜」 それが本当であれば百年近く前から使われていた事になるお弁当箱です。 今でも娘のお弁当の時に登場していますが、実際に使っていますと百年近いの歳月はまったく感じさせず、逆に愛着が沸いてきます。 大きい箱には、おかずを入れ、真ん中の箱にはご飯を入れます。 そして一番小さい箱にはデザートを入れ、娘に持たせることが多いのですが、学校でお弁当を広げると、みんなから「しぶ〜い」と言われるそうです。 今はプラスティックや保温性がしっかりした、カラフルなお弁当箱が主流ですので、こういったお弁当箱は子供にとってどうかと思ったのですが、逆に皆と違った大好きなお弁当箱になっているようです。 長い年月の間使われ続けてきたお弁当箱ですが、今でも我が家の大切な現役のお弁当箱です。 |
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