7-24.近衛歩兵時代・同じ釜の飯 3   ・ 


清水さん宅にて/平成25年7月

清水さんは、現在は90歳を超えていらっしゃいますが、背筋がピンと伸び、矍鑠(かくしゃく)としていらっしゃいました。
まさに70年前の写真と変わらない御姿で、伯父と一緒に写真を撮らせて頂きました。
話を伺いましたら、このしゃんとした御姿は軍隊の影響もあるのでは?と思います。
と言いますのも、軍隊当時清水さんは天皇陛下の御住まい皇居や賢所の警備をされておられたそうで、当然ながら直立不動の警備が続いたそうです。
当時は軍事機密との事で、最近までこのことは周りの方にも、家族にも話していなかったとの事でした。


上は清水さんがお持ちのアルバムで、皇居警護の記念に頂いたものだそうで、【竹之園生の御榮】というタイトルと、《我等の思ひ出 東部第七分隊》そして《シ隊四班 清水幸司》と表紙に印刷されています。
まさに護衛の方々に対して、1冊ずつ作られたようです。


そして表紙をめくると、《聖訓五箇条》と東郷平八郎元帥の書が書かれて、更にめくると天皇旗と皇后旗が貼られています。


天皇陛下公式鹵簿(ろぼ)

靖国神社行幸 自動車略式鹵簿

賢所正面

半蔵門

ページをめくると、天皇陛下公式鹵簿(るぼ)や、靖国神社へ自動車で向かう様子が伺えます。
そして清水さんが警護したという賢所や半蔵門の警備隊の写真があります。


観兵式(御閲兵)

観兵式(分列)

そして観兵式の写真が続きますが、天皇陛下が跨っている白い馬は「白雪」号のようです。
この白雪号は大正元年に献上されたハンガリー産のアラブ種の白馬で、昭和17年10月に下総御料牧場に移管されていますので、写真は昭和17年前のもののようです。
この他にも?本丸(旧本丸)と記された、現在の富士見櫓の写真や大宮御所内の水田などがありました。

いずれにしても、昭和からの贈りものを介して、戦前に伯父と同じ軍隊の部隊に所属していた方とお会い出来た事に驚き、また当時の伯父のお話を伺えた事に感謝の気持ちでいっぱいです。


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