北富士演習場/昭和17年 |
写真には、演習用の軍服を着た伯父たちが写っていますが、後ろには富士山が見えます。
とすると当時富士山麓にあった、東富士演習場か北富士演習場のようですが、富士山の形からすると富士吉田市から山中湖にあった北富士演習場のようです。 |
富士山麓には元々明治29年に最初の演習が行われたという東富士演習場がありましたが、北富士演習場は当時の陸軍によって昭和11年に新設された演習場です
戦後は米軍に接収されますが、その後返還され現在は自衛隊の演習場となっています。 |
伯父は真ん中後ろに立っていますが、写真の面々は伯父の同期で、皆さん星★★★3つの上等兵のようです。
足にはゲートルを巻いていますが、靴の裏の鋲が今では見ないタイプです。
思えばこの少し前の写真には下駄や雪駄姿が多く写っていた位ですので、この頃には現在の靴の溝などは全くなく、こうした鋲で歩行を安定していたのかも知れませんね。
そう思えばある種の靴の歴史かもしれません。
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それにしても写真の皆さんは随分とにこやかです。
同期ならでの笑顔だったのでしょうが、実際には
「丁度幹部候補生の教育期間の時で、3、4ヶ月の間にゴシゴシやられたから大変だったよ!」
との事でした。
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この北富士演習場と思われる写真が、【7-23.近衛歩兵時代・同じ釜の飯 2】にもあります。
このページの写真の1年ほど後に撮影されたものと思われますが、伯父と同じ中隊にいらっしゃった清水さんがお持ちの1枚です。 |
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