左は、昭和17年9月10日から9月20日にかけて、帝室博物館にて開催された
の入場券です。 |
帝室博物館とは、現在の上野の東京国立博物館のことで、伯父の自宅からも歩いて行ける距離にありました。
そして満州国とは、昭和7年に旧日本軍や日本政府の後ろ楯のもと、中国から独立宣言をして建国した国です。
昭和8年に日本は国連を脱退しますが、この満州国を独立国として認めない国連の採決に対して、異を唱えて脱退する事になりました。 |
その後、日本からは満蒙開拓移民と称して20万人から30万人もの農業開拓移民が送り込まれます。 |
またラストエンペラーとしても知られる、中国清朝最後の皇帝の愛新覚羅溥儀は、この満州国皇帝にも即位し、日本にも昭和10年と昭和15年の2度来日しています。 |
昭和17年は、建国から10年となったことから、満州国の国宝が東京に渡って展示されます。 当時軍隊に入隊していた伯父が、この展示会にも行き、その時の入場券になります。
|